木を診て、治す専門家
樹木医は、弱った木や傷んだ木を診断して治療する専門家です。日本緑化センターの説明では、そのほかに後継樹の保護育成や、木を守るための知識を広めて指導することも仕事に含まれています。枝が落ちたり木が倒れたりして、人や物に被害が出るのを防ぐのも役目のひとつです。
剪定や植え込みは植木屋さん(造園業)の仕事でもあります。樹木医の仕事は、その手前の「なぜ弱っているのか」を見立てるところから始まります。葉や幹、根元、土の具合を見て原因を探り、何をすればよいか、何はしないほうがよいかを決めます。
樹木医になるまで
誰でもすぐに取れる資格ではありません。現場での経歴を積んだうえで、試験と研修を通る必要があります。
選抜試験
業績の審査と筆記試験。筆記は択一式と論述式です。
研修と資格審査
Web での講義と、茨城県つくば市での6日間の実習。実習中に16科目の筆記試験と樹種を見分ける試験があり、最終日に面接があります。
登録
樹木医制度審議会の審査を経て、12月1日付で認定・登録されます。
本物の樹木医か、確かめられます
樹木医は国家資格ではなく、日本緑化センターが認定する民間の資格です。1991年度に林野庁の補助事業として始まり、2001年度から今の形になりました。2025年2月には、国土交通省の「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」に、公園の樹木の点検・診断の資格として登録されています。
「樹木医」という名前は登録商標で、資格のない人が名乗って仕事をすることは認められていません。日本緑化センターは、頼む前に認定証で確かめることを勧めています。
樹木医に頼めること
木の診断
葉、枝、幹、根元、土を見て、弱っている原因を探ります。まずは目で見る診断から。
機器を使った診断仮
幹の中の空洞や腐れは、外から見ても分かりません。必要なときは機器で中の様子を調べます。
治療と樹勢回復
剪定、支柱、土の改良、病気や虫への対処など。診断に沿って手当てをします。
倒れる・枝が落ちる危険の判断
大きな木がまわりに危険を及ぼさないか。残すなら何をすればよいかもあわせて考えます。
植え替え・移植の見立て
建て替えや庭のつくり直しで、木を動かせるか、そのまま残すほうがよいか。
保存樹木や共有の木の点検
区の保存樹木、マンションや寺社、学校の木など、長く守っていきたい木の定期的な点検。
世田谷の木のこと
世田谷区には、区が指定する保存樹木が約1,600本あります(2026年時点)。保存樹木の指定や助成の手続きは区の公園管理事務所が窓口です。木そのものの具合を診てほしいときは、樹木医に相談できます。
ソライは世田谷を拠点に、室内の観葉植物から屋外の植栽、庭まで、植えたあとの手入れを受け持ってきました。花と植木の両方を見てきた経験を、木を診る仕事に生かしています。
出典
- 一般財団法人 日本緑化センター「樹木医・樹木医補」 https://www.jpgreen.or.jp/treedoctor/info.html
- 同「樹木医制度」 https://www.jpgreen.or.jp/treedoctor/treedoctor1.html、「資格取得の流れ」 https://www.jpgreen.or.jp/treedoctor/treedoctor2.html
- 同「登録更新」 https://www.jpgreen.or.jp/treedoctor/koushin_t/index.html
- 広島県「令和7年度樹木医資格審査」(登録者数・応募と合格の人数) https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/87/jyumokuir7.html
- 世田谷区「保存樹木・保存樹林等の制度のご案内」 https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/4703/seidonogoannai.pdf
まずは木の写真を一枚、送ってください
木の名前が分からなくても大丈夫です。全体と、気になっている所が写っていれば、話が早く進みます。
080-1782-5419
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